ミキサーに入ってくる音のひとつひとつは、料理に例えると材料だ。料理の材料には野菜、肉、魚、穀類、 乳製品、調味料、と様々なものがある。それが音響ではひとりひとりの声だったり、ギター、ベース、ピアノ、 ドラム、シンセ、再生したCD・MD、エフェクタで作られるエコー・ディレイ音だったりするわけだ。 それらを種類ごとに分類すると以下のようになる。
一方、ミキサーから出ていくのは前にも書いたとおりミックスされた音だけど、その音がどこに行くのかが大切。 料理に例えるなら、ミックスすると言うことは調理すると言うことで、ミックスされた音がどこに行くのかは 大皿で大勢の人に出すのか、だれかひとりのお客さんのところへ出すのか、はたまた下ごしらえだけして 味付けを他の料理人に渡すのかと言うことだ。それが音響では客席に出す為に客席用のパワーアンプ(スピーカー)に 出すとか、ステージの演奏者に出す為に演奏者用のパワーアンプ(スピーカー)にだすとか、その場にいない人に 聞いてもらうために録音機材へ出して録音するとか、ちょっと味付けしてもらう為にエフェクターに出す ということになる。
エフェクターについてはちょっと突っ込んだ説明をしないと分からないと思うので、後で個別に 機材の説明をする時に改めて説明しよう。今はそんな機材もあるんだよ。ということにしておこう。 ま、プラスα的な機材でもあるので今は知らなくても差し支えないだろう。
ということで、色んな音響機材があるけど大きく分けると、ミキサーに入っていく音を出す機材なのか、 ミキサーから出た音を受け取る機材なのかの2種類しかない。単純でしょ。今はそれだけ理解してもらえればOK!
Atsushi Hirai; 2006-01-01 open; 2006-01-01 update Mail to