次はミキサーとパワーアンプだ。使うケーブルはマイクケーブルで、マイクとミキサーをつなげたのと
まったく同じものだ。ということは、どこにつなぐかさえ分かれば、同じ要領でつなげるよね。
まず、ミキサー側。バックパネル(背面のコネクタが並んでいるところ)の左側をみると、「キャノンのオス」
コネクタが縦に2つ並んでいるのが分かるよね。上のコネクタが[L]、下のコネクタが[R]になっている。
ステレオのLR(Left-Right)だ。この2つがミキサーのメイン出力コネクタだ。そこにケーブルの
「キャノンのメス」をつなげるわけだが、ひとつずついこう。
はじめに[L]のコネクタに、ケーブルのコネクタ(メス)を差し込む。
続いて、パワーアンプ。今回選んだパワーアンプにはチャンネル1(CH A)とチャンネル2(CH B)があり、2つのアンプとして
使えるものだ。チャンネル1(CH A)をL、チャンネル2(CH B)をRとすれば、ステレオで使える。バックパネルの左側をみると、
それぞれのチャンネルに、「キャノンのメス」、「フォンジャック」2つの入力コネクタがあるのが分かるよね。
さっき、ミキサー側で[L]につなげたケーブルがある。ケーブルは「キャノンのオス」コネクタが空いているはずだ。
それをパワーアンプのチャンネル1(CH A)の入力コネクタ「キャノンのメス」に差し込んでみよう。
これでミキサーのメイン出力コネクタの[L]側と、パワーアンプのチャンネル1(CH A)がつながったことになる。
同じ要領でミキサーのメイン出力コネクタの[R]側と、パワーアンプのチャンネル2(CH B)もつなげてみよう。
これで、ミキサーとパワーアンプがつながったことになる。
補足だが、パワーアンプというのはステレオパワーアンプとして販売されているものでも、
一般的に、LRという表記はしないことが多い。ほとんどがチャンネル1(CH A)、チャンネル2(CH B)というように表記
されている。パワーアンプというのは、今回のようにステレオで使われる場合もあるが、別の使い方として、チャンネル1は
ボーカル用のスピーカーに、チャンネル2はピアノ用のスピーカーに、というふうに用途別にモノラルで使われる
場合も多いのだ。下手にLRという表記をしてしまうと、モノラルで使う場合紛らわしいからそんな呼び方になって
いるんだろう。今回チャンネル1(CH A)という紛らわしい表記になっているのは、Web上のマニュアルでは
「チャンネル1、チャンネル2」と表記してあり、バックパネルには「CH A、CH B」と表記してあるためだ。