6.実際のPAの流れ

6.3.次回に備えて

全てが終わったところで、次回に備えて何をすればいいかは自分で考えてくれ。 おぃおぃ、それじゃこのページを作った意味がないじゃないか、と言うなかれ。 今回のイベントで音響を担当して、ハイ、もうこれで音響の仕事は終わり。 一生涯この仕事はしない。というなら別にいいが、そうでないなら、必ず次回が あるわけだ。今回のイベントを通して、更に自分が向上できるポイントは何か、 更に改善できるポイントは何か、ということを自分なりに考えて欲しいということだ。 当日前の打ち合わせの仕方、準備の仕方、機材の取り扱い、機材の操作、 時間配分、人とのコミュニケーションの取り方、様々なことをトータルに 考えていかなければ成り立たないのが音響という仕事だ。そこには電気的な知識、 エンジニアとしてのセンス、音楽的な知識、センス、人間関係を円滑に進める能力、 など、様々な資質が要求される仕事でもある。でもそれぞれある一定レベルを 習得していれば、それぞれのことに特化してそんなに詳しくなくてもやっていける 仕事でもある。まぁ、そんなに硬く考えなくてもいいけど、更によいものを 作り上げていくためには、音響担当として何をしなければならないかを その都度考えて、実行する癖をつけて欲しい。

Atsushi Hirai; 2006-01-01 open; 2006-01-01 update Mail to