Section2.では音響機材は電気機器だという話をした。でもわたしたちが実際に聞いている音って 電気じゃないよね。でも実際に話したり聞こえたりしている音が音響機材を通って スピーカから出ると音として聞こえるよね。どうして音が機材の中を通れるの? そのわりには機材の中から 声がしたなんて話は聞いたことないけど・・・(あったらホラーだな)。でもスピーカーをつないだ途端に 音が出るのはなぜ? そうしたら電話とか、テレビとか、ラジオもその理屈って同じだよね。 音って何なの??? 音と電気とどうつながってるの? 何か関係があるはずだよね? ということをこのSection3.では考えてみたいのだ。
さて、わたしたちのまわりでは常に音が鳴っているってことを意識したことがあるかな? 私たちの耳はその音を常に受け取っている。 話し声、音楽、車の音、工事現場の音、機械の音、電話の呼び出し音、などの人間が作り出す音、 水の音、風で木の葉が擦れる音、動物や鳥、虫などの音・・・etc. 常に音に囲まれて生活しているわけだけれど、 ほとんどの人が音って何かと言うことを意識せずに過ごしていると思う。あまりにもそれが当たり前だから、 特別な事情がなければ生まれた時から意識せずとも聞こえているわけだから、それは当然のこと。 その当然のように聞こえている音、その音の実体というのは何なのか? どこにあるのか?