音というのは目にも見えなければ、触ることもできない。なんともつかみどころのない存在だ。 でも確かに日常生活の中に音というものが存在している。 その目に見えない音の実体はどこにあるの? ということだけど。
それでは逆に音のない世界というのはあるんだろうか? 知ってる人も多いと思うが、そう、宇宙空間だ。 じゃぁ、この音が聞こえる日常生活空間と音が聞こえない宇宙空間との違いは何か。音に関していえばそれは空気だ。 空気がある日常生活空間では音が聞こえ、空気のない宇宙空間では音が聞こえないということ。
更にいうと、音というのは空気の振動なのだ。つまり空気が振動すれば音になって聞こえるということ。 いきなりそんなこと言われてもよく分からないかもしれないが、事実だ。そしてその振動というのは 空気の濃い部分(密)と薄い部分(疎)が交互に繰り返されて発生する。 つまり、空気の粗密の繰り返しが音の実体なのである。 それでは空気の振動が音として聞こえるということはどういうことなのだろうか?